クリッカートレーニングと条件付け

ドッグトレーナー藤井聡が教える犬のしつけ教室

ドッグトレーナー藤井聡

犬のしつけ教室に通ったけど問題行動が改善されなかった…。 書籍や教材を買って勉強したけど、しつけに失敗した…。 このような方は、特に次のことを覚えておいて下さい。
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クリッカーを使った条件付けとは

条件付けには2つの種類があります。理科の授業で習った事もありますよね。

 

古典的条件付け〜パブロフの犬

ロシアの生理学者パブロフが発見した条件反射

 

犬にエサを与えるときに必ずベルを鳴らす

エサが無くてもベルを鳴らすと犬がよだれをたらす。

条件反射の喩えとしてパブロフの犬が用いられる。
クリッカートレーニングも最初はこちらの古典的条件付けになります。

クリッカーの音=おやつ!ごほうび!

 

クリッカートレーニングは最初はこのパブロフの犬状態から始めます。

 

その次にいよいよクリッカーと使って何かを教えることになりますが、
行動を伴う段階では次のオペラント条件付けとなります。

古典的条件付けの例
  • 風で物が飛んできたので思わずよけた。
  • 虫が目の中に飛び込みそうになったので目をつぶった。

 

オペラント条件付け

アメリカの心理学者スキナーが発見した条件反射
道具的条件づけ、スキナー型条件づけまたはオペラント学習とも呼ばれています。

 

オペラント行動が自発された直後の環境の変化に応じて、

その後の自発頻度が変化する学習

 

自発行動の後に嫌な事(嫌子)が起これば、その行動は減少する

 

行動の後に嬉しいこと(好子)が起これば、その行動は増加する

 

自発行動が発せられた直後の、好子を与える(正の強化)/取り去る(負の強化)
嫌子を与える(正の罰)/取り去る(負の罰)

などのような環境の変化に応じて、その後の行動の自発頻度が変化する現象が
オペラント条件付け」です。

 

オペラント条件付けの例

テーブルの上の食べ物を盗み食いしようとしたら缶が飛んできたのでもうやらない。

お手をしたらクッキーがもらえた。人がきたらお手をしよう。

クリッカーを使ったトレーニングは正の強化

犬は賢い動物です。クリッカーの音に反応することで結果を得る事を得るため自発的な行動を促すことがクリッカートレーニングです。

強化と罰の種類

強化とは、好子(こうし)を与えること

好子(こうし)は欲しくなるような、ごほうびやおもちゃ、お散歩、撫でられる、褒められる、ボール遊びなどの犬にとって嬉しいことや欲しいもののことです。

罰とは、嫌子(けんし)を与えること

嫌子(けんし)は犬とって嫌な現象、避けたいと思うようなものの事で、怒られる、叩かれる、蹴られる、無視される、大きな音、嫌な音、お酢などの嫌なにおい、リードのショックなどがあります。

  1. 好子出現による強化(正の強化
  2. 好子消失による弱化(負の罰(負の弱化)
  3. 嫌子出現による弱化(正の罰(正の弱化
  4. 嫌子消失による強化(負の強化
反応の増減 その後の反応が増加↑ その後の反応が減少↓
反応によって
刺激が出現
正の強化
お手をしたらクッキーがもらえたのでお手をするようになる
正の罰
盗み食いをしようとしたら何か飛んできてビックリしたので盗み食いはやめた
反応によって
刺激が消失
負の強化
ピンポンが鳴ったので吠えたら誰も居なくなったのでピンポンが鳴ったら吠えるようにしよう。
負の罰
散歩に行こうとしたら興奮して引っ張るのでお散歩を中止にした。

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